hiranatsu’s blog

To 私と共に生きる人達

リーダーとしての失敗、成功のストーリーを自分は持っている

この間カラー診断をしてもらった。
自分の本質はリーダーらしい。
・強く頼もしく、背中で見せる、リーダーの気質
・みんなでやってこうぜ!と和を作り上げるリーダーの気質
この2つが本質

 

私を知っている人はリーダーなん?ちょっと違う気がするなあ、と思うだろうな。


だけど、
思いやり、やさしさのカードが一番多かった。
これは本質のカードではなく、後天的につけたもの。

 

ストーリーとしては、

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 

強いリーダーとして生きる

→ひとりじゃなんもできねえ、人の痛みを知る

→思いやりを身につける

→みんな一緒に作り上げるリーダーに

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

こんな感じ。

 

 

 

いろんなストーリーを経て、私のリーダーとしてのスタンスが大体わかってきた

 

 

 

基本スタンスは

みんなでやってこうぜ!と和を作り上げるリーダーの気質

 

時に、

強く頼もしく、背中で見せる。尻を叩き前へ進む力を添える。

 

けれど、

一人じゃ何もできないこと、人の痛みを知っているから、

 

思いやりはいつでも忘れない。

 

私の理想形は父的存在だと思う。

 

 

 

 

リーダーに必要だと思うことは

・同じ地に立っていること 

・ストーリーを語ること

・信じ続けること

・心を開け放ち、提供し続けること

だと思う。

 

 

 

そう思えた自分のストーリーを雑だけど下にまとめた。

 

 


中学校:吹奏楽部の部長
リーダーとして、ガンガン前に進んで一人でやっていった。人がこぼれ落ちてもいいという考えを持っていた。
コミュニケーションを取らず、尻を叩くようにしてみんなを持ちあげようとした。
でも人一倍努力をしていた。先生には気に入られていた。


→結果、妬みを持った副部長がリンチをしてきた。
理科室に集められた全部員に部長の悪口を言え、という副部長。
それを聞く私。まじでカオス。


→みんなの言いたいことはわかった。受け止めるし、言ってくれてありがとう。といった私。涙を見せずに帰った。
→家で初めて号泣。何も言わず迎えてくれる母。私を攻めることもなく、副部長を攻めることもなく、ただただ話を聞いてくれた。
私だって否があるんだ。受けて立とう。と次の日も、変わらず学校へ部活へ向かった。
→先生の耳に入って、3年生と先生を交えて議論。リンチをしたからといって、自分が部長としてやっていくつもりがある人は
誰もいなかった。私は、もう一度やらせてくれ。と言うことにした。


→それからというもの、すごく居心地の悪い空気の中部活をしていた。みんな私に対して後ろめたさを感じているような。
だけど、私は、人の言葉を聞くことの大事さを知ったし、どん底まで見たから、人とコミュニケーションを取り続けた。
その中でも、以前から大切に大切にしていた、同じトランペットパートの後輩たちが私の心の支えだった。
彼女たちには私は今までも素の自分でいたし、その子達の成長をどう促せるか、必死で考えて、コミュニケーションをずっと取り続けていたから、その子達の態度はずっと変わらなかった。
リンチのときだって、悪口になってないじゃん(笑)って感じだった。
ちほちゃんという1年生の子は未だに私を尊敬していると伝えてくれる。なっちゃんみたいになりたい、と。
あの場面で、私が根気を絶やさなかったこと、言い訳せずに前に進もうともがいたことを強く心に残しているらしい。


→ごたごたあって苦しかったけれど、前を向き続け、コンクールで金賞を取り戻せた。


→卒業式のとき副部長から、『妬みをもってあんなことをやってしまったことを反省してる。』という手紙をもらった。今かよ。笑 と思ったけど
それを大きく包み込み、いいんやで、といえる大きさが私に芽生えているのを感じた

あなたがこれをしてくれなかったら、私は人の痛みなんか考えようもなかっただろう。。。

 


・一人でやろうとする
・コミュニケーションを取る隙間を人に持たせない
・人を信じない
・心の内を見せない


こんなリーダーはだめだ。

 

 

 


高校:吹奏楽部副部長


中学校で、進路を選ぶ時、
みんなと同じは嫌だ。
あのときのあいつらを見返してやりたい
そんな思いで結果を追い求めた。


・全国吹奏楽コンクールに出場する
国公立大学へ進学する


この2つのためだけに3年間生きた。


寮生活をした。


寝る間も惜しんで勉強した。
朝は自主練
早弁して昼休みも部活
短い休憩はひたすら勉強

馴れ合う友達なんかいらない
一緒にご飯食べよ〜とか断ってた。勉強するわ〜てなかんじで


こんなにやってるけど、楽器が上手くなれてる自信がなかった。
私ほど時間かけてないのに、すっと成し遂げていく人もいて、悔しかった。


でもなんか心の何処かでわかってしまった。


私、吹奏楽、好きじゃないや
好きでやってる人には敵わないわ。


結果のためだけに、ひとりで生きようとして、
潰れて、支えられて、かろうじて生きていた。


でも、そんな副部長より、
決まった役職がなくても人を楽しませ、楽しく生きている人が、
人に囲まれ、何かをここに刻みつけているような感覚を得た。


私がどんなに大声でみんなを集めようとしても
その人の、一声のほうがみんな集まる。

 


ひとりじゃなんもできねぇ。

 

 


そうこうして、結果全国吹奏楽コンクールに出場することができた。
けど、その時、あんまり嬉しくなかったんだ。


私の力じゃない。って思ったから。
私立高校で、レッスンの先生もいる、楽器だって買ってもらえる。そんな中、
言われたことを熱心にやってたら、先生に気に入られて、レギュラーとして選んでもらった。
そんなかんじ。

 

それに吹奏楽別にそんな好きじゃない。
私が出来ることで、私が楽しいと思えることで精一杯力になれていたら、見える景色は違っていたかもしれない。


みんなと心でつながっていなかったんだ。ひとりだったんだ。好きなことじゃなかったんだ。


こんな感じで私の高校生活が終わろうとして、卒業式の日、いつも熱くならない担任の先生が最後の言葉をくれた

 


出会いを大切にしなさい。

 


すれ違う人も、同じ場所にいる人も、自分がどう動くかで、
一生の友だちになるかもしれない。
すれ違うだけの人になるかもしれない。


出会いは降ってくるものじゃない。


それを出会いに出来るかどうかは自分次第だ。


そうしたら人生変わるよ。

 

 


ああ。私は出会いを捨てて生きていた。この高校生活。

 


ちゃんと出会おう。そう思った。

 

 

 


・ひとりでできることなんてちっぽけだ
・好きでやってるやつには敵わない
・出会いは自分で作るものだ

 

 

 

そういうことなんだ

 

 

 

 


大学:サークル副代表、ジャンルリーダー

 

人と出会うことを辞めて結果だけに生きてしまった高校生活。

人と出会う

これをずっと心の底に燃やして生きた

 

人と関わるの苦手だ。

 

そんなこといってらんねぇ。

 

そんなかんじで、友達についてすっとダンスサークルに入った。

天然だね〜ふわふわしてんね〜とすごく言われた。

意識していたわけではないけれど。

中学校のつんつんした自分からは想像もつかない。

だんだんと人と関わることを覚えていった。

 

ハウスというジャンルに入った。

5回生のとどろきさんというおっさんに

「お前のダンスは上手くなって来たかもしれんけど、かっこよくないね。どんな人生生きたいんだ?ダンスは人生だよ」

と言われた。は?わからんわ。と思いつつ、

 

自分の生きたい人生って、なんだろう?

 

そう思うようになった。

 

そのおっさんは陽気でちゃらんぽらんに見えるけど、

このハウスというコミュニティを確実に作り上げている人だった。

 

遊んで楽しそうにしてるようにみえて、みんなで一つになって楽しい方へ向かわせる

そんな能力をもった人だった。

 

ぴよぴよの一回生の自分からしたら怖いおっさんのような5回生だったけど、

本音で語り、こぼれおちそうな人へのセンサーは鋭かった。即座にコミュニケーションをとっていた。

 

私は気づけば、そこが初めて自分の居場所と思える場所になっていた。

 

そうこうして、おっさんが作り上げた文化を継承していた幹部3回生とおっさんが一気に卒業した。

 

そんな中、自分の幹部の代が回ってきた。

 

 

やばい。自分のせいでこの居場所なくなるんちゃうん。

 

 

私がもらった居場所。

これからは私が作っていかないと消えてしまう。

 

ひとりじゃなんもできないのはわかってる。

 

頼れるものは全部頼った。

同期、一個上の先輩、後輩

自分一人じゃできない。彼らの力が本当に必要だった。

あなたの力が必要だ。一緒にやろう。と伝え続けた。

一緒に作っていきたかった。一緒に大事にしたかった。

大事にしていることを伝え続けた

 

私は信じ続けた。場所を提供し続けた。

あのおっさんならどうするか

その能力をつけていった。

 

そうしたら後輩がちゃんと入ってきて、この場所を自分の居場所にし始めた。

 

自分のもらった居場所を守り、そして、拡大させられた。

 

ああ。やりきった。

 

そう安堵してたら今度は私の思いを繋ぎ、担っていく後輩が現れた。

一個下にも、その下にも。

 

 

『夏さんならどうするか?って考え続けた。

けど、やっぱでかすぎて自分がちっぽけだ。

けど、一回生がしっかり入ってきてくれて繋がれそうで本当に嬉しい。』

 

現幹部の男の子が泣きながら伝えてくれた。

 

 

そうやって今度は私が居場所を作ってもらうようになった。

 

なんだこれは。幸せを感じた。

 

 

 

・本当に大切なものに出会えれば人は何でもチカラに変える。守るために変えざるを得ない

・ひとりじゃなんもできない。

・その人が私にとって大切であることを伝え続けた

・機会を提供し続けた。

・思いを伝え続けた。

 

そんなかんじ。

 

 

 

 

 

リーダーは、

リーダーとその他は上下だと思っちゃだめだ。

 

リーダーはみなと同じ地に立ち、バラバラの位置にいるみんなを位置はバラバラでいいから、

向きを揃える人だ。

バラバラなのを受け止めるだけでもだめだ。

 

それでいては仲間と思えない。居場所にならない。

 

どんな場所にいてもいいから、向きを揃える力が必要だ。

 

 

 

上に立ち、下を見ず上に向かって生きるリーダーはいずれ潰れる。

みんな、自分がいる必要が感じられなくなるんだ。

私、ここにいますよね・・・?ってなっていく

結局ひとりになっちゃうんだ。

 

 

 同じ地に立つからこそ、ストーリーで語るべきだ。

私は誰かに何かを伝える時、ストーリーで語る。

 

大体の状況を把握して、要点だけ、処方箋のように伝えるのは、

なんだか、おこがましい。医師と患者の様だ。

 

それでもいいけど、一緒になにかをしていく絵が見えるか?

見えない。

 

 

 

 

自分だって同じ地に立つ人間だ。

そのうえでこんなストーリーを生きてきた。

そのストーリーの結末は私とは違うかもしれないけれど、

私の結末はこうだったよ。

 

それでその人の心が動けば自分で答えを探す。

よくわからなければ、私が見守っているということを胸に前に進む。

 

そんなもんなんじゃないかな。

 

 

 

向きを揃えるためには、

 

 

・同じ地に立っていること 

・ストーリーを語ること

・信じ続けること

・心を開け放ち、提供し続けること

 

これが必要であり、

リーダーはこれを持っておくべきなのではないかと

現時点で自分は思う。

 

 

まだうまくまとめきれないけれど、 こんなかんじです。

 

 

 

何度も何度もリーダー、と書いたけれど、私はリーダーという言葉自体は好きではない。

 

みんなと分離しているような感じがするから。

だって、リードをする人だからリーダーなんだよね。

引っ張る人と引っ張られる人、なんかちがう。

 

しっくりくるのは向き揃え隊長、って感じかな。

 

多分、お笑い隊長はリーダー以外の人がやってて、丁寧隊長の人だっている。

ひとりひとり持ってる〇〇隊長。

その沢山の隊長のひとりなだけなんだよな、リーダーって。