hiranatsu’s blog

To 私と共に生きる人達

For you 4舞台を見て。人の心を引き寄せるのはこれだ‥

ホールはクレオ大阪南。公民館のような場所だった。
 
ホールの5分の3ほどの客
今回は一番少なかったそうだ。
 
このFor you 4を主催しているArtstandさんの伝えたいメッセージは以下。
 
ダンスが授業に取り入れられたり、メディアでの露出も増えつつある今、ダンスの需要はかなり広がりつつある。ダンス会は発展し続けているようにも見受けられる。しかし、内側の視点から見た時に、ダンサーの活動の場は数少ない場所に限られており、未だダンスはエンターテイメントの領域から社会的役割を担った職業として認められるに至らない状況である。
パフォーマンス集団として社会的メッセージを持つ活動を定期的に行い、ダンサーの供給拡大を図っている。
営利団体としての確立したシステムを作りつつ、「踊って伝えたいことがある」というメッセージと共に、『社会貢献」「世界平和」に向けて、ダンサーがダンサーらしく、踊りを以て出来ることの可能性を追求し続けることがこのArtstandの活動目的です。
 
少し要約しましたが、かなり納得と共感をいだきました。
 
 
 
 
 
実際見てみて・・・
 
 
パンフの想いには沢山共感できたけれど、
 
集客状態、目、クオリティなど、その伝えたいものがそこまで伝わらないような印象を受けた。
 
 
 
想いを上から下におろしていく。
それにはかなり誤差がある。
ターゲットもブレる。
そして実際やってる人が楽しめない。
 
想いに熱く共感できる人だけを仲間にする。
そして、その仲間一人一人の想いや、やりたい、やれること、を存分に活かせるようなセッティングをする。
これ重要。
 
 
 
客層も、おじいちゃんおばあちゃんが喜んでいるような感覚。
 
果たしてこの公民館的箱で、おじいちゃんおばあちゃんにメッセージを伝えることが、ダンサーにとっての次の展開を見込む最適な方法なのだろうか?
おじいちゃんやおばあちゃんが喜び、幸せになれるのであれば、社会的意味としてはとても有意義かもしれない。だが
この団体の描く未来にとってどうなのか?と考えた時、どこかぼやけているように見受けられた。
 
 
 
正直4500円は高いなという印象・・・
 
 
熱い想いが実際の舞台から伝わってこない。
 
 
関学SuperNOVA☆というダンスサークルでは
同じようにストーリー性をもたせた舞台をしているが、チケットは1500円。演者も100人を超え、舞台も2.5倍ほど大きい。
 
今しかない、限られた大学生活の時間と仲間との渾身の思いをのせて挑むからこそ、
そこには心を揺さぶるような思いと振動を感じる。
 
 
とはいえ、5回目の公演ということもあり、駆け出していく最中だと思うので、今後の活躍に期待です!
 
 
 そして、今回この舞台を見て、すごく学びになったことがあった。
 
 
 
 
 
 
”ストーリーの重要性”
 
 
これだ。
 
 
ショーの途中で、手をたたき、足を鳴らし、みんなでやってみましょう。みたいな時間があった。
 
会場が盛り上がってるわけでもないし、お客さんも急に振られてしどろもどろしていた。
まあ長いことやってやっと終わった。
 
舞台の人とお客さん、別々になっていたら、
一緒にやろうにもあんま盛り上がらない、無理してやってる感。。
 
 
 
 
けど、その舞台の後半はストーリー性があるショーだった。
 
会社の仕事に追われ、電車に揺られ、上司に罵声を浴びせられる日々。
絶望。そんな顔をしていた一人の男性。
そんななか、タップダンスというワクワクするものに出会い、人生をきらめかせていくというストーリーだった。
 
 
これまで一人のお客さんとして、遠くから眺めているような感覚だったけれど、
ストーリーにすることによって一気に共感性、没入感が生まれた。
 
 
 
お客さんの心の中、演者の心の中。
誰の心の中にも物語は存在していて、それがみんなと共有できる、共感できる一つのものになっているんだ、
 
 
また、舞台の人でも近くに来ればなんだか楽しい。嬉しい。
有名人でも、スピンオフとか、舞台から降りて歩くとか、キラキラ舞台にいた人が身近にいる、こんな会話をしてこんな顔をしている。
みたいなものにすごく需要があると思う。
 
その人の物語に、ストーリーに触れられているような、自分も一緒にそのストーリーを作っているような感覚になるからかも知れない。
 
 
 
踊る人を見て。
服や顔立ち、振る舞いで、この人はスンゲェ人だ。カッコいい人だってわかっちゃう…と思った。
迷いがない。魅せ方を知っている。これはかなり強い。。。そう思った。
 
ストーリーにはそんな要素も必要だと思った。
 
 
 
 
人生を表現する。
 
 
最近ハマっている言葉。
 
 
 
 
ストーリーを共有して、もっともっと共にわくわくと舞い上がりたいと思ったのでした。